20150119 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 1月 19, 2015 かみはしんだし、 魔法はとっくに解けている。 4年かけて終わらせた筈の壮大なRPG。 2周目があることを唐突に突きつけられてどうしたものかと途方に暮れている。 決断するのは、私だ。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
1月 2月 03, 2016 ぜんぜんよめてないです。 数多アル併読本から読了したもののみ。 皆々様方が怒涛のように本を読んでいらっしゃって唇かみ締めてる。 そういえば先日何故か大阪に行ったので空き時間に本屋巡りでもしようかしらんとひとりごちていたのに、迷いに迷い駅から徒歩10分のところを40分歩いても辿り着かず(もちろんグーグル先生にも街往く人にも頼った)、ふてくされて結局どこの本屋にも行けなかったというなんとも残念な事象がありました。 2016年1月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3127ページ ナイス数:100ナイス 告白 (中公文庫) の 感想 内向的かつ思弁的で(しかしそれは全く理解されていない)、思考と言語の結び付きが上手くいかないなかなか難儀で不器用な主人公、城戸熊太郎。実際に起きた事件はいまだに河内音頭として歌い継がれ、これを町田康的解釈で再構築した本作。常時内で垂れ流されている思考を如何に言語にして外に伝えるか。語彙や表現が乏しいという理由から自分の中で齟齬が生じてくるも、それを伝える術がなく途方に暮れ、ただ阿呆な奴と思われる。何故伝わらないのか何故理解してくれないのか。堂々巡りの内に何処に辿り着き、何を告白するのか。圧巻。 読了日:1月30日 著者: 町田康 ファイン/キュート 素敵かわいい作品選 (ちくま文庫) の 感想 国内外古典新作問わず、素敵でかわいい、素敵にかわいい名文を集めたアンソロジー。只々無垢なキュートから、言葉の奥から漂ってくるようなファインが絶妙なバランスで散りばめられていて何処か胸が苦しくなる。以前読んだことがある作品も高原さんの素敵な章立てや、前後に並ぶ作品によって捉え方が変わってくる。お気に入りは「雀と人間との相似関係」「鈴木恒夫十三首」「鳥」「うさと私(抄)」。幾つになってもかわいいものはかわいいし、かわいいものを素直にかわいいと感じる心を大切にしたい。かわいいは偉大。 読了日:1月28日 著者: 高原英理 ウィスキー&ジョーキンズ: ダンセイニの幻想法螺話 の 感想 ロンドンのとある通りにあるビリヤード台のない、ビリヤード・クラブ。小さな社交場で会話の中心にいるのは初老の英国紳士、ジョーキンズ。彼の体験談から語られる話は多岐にわたり、空想上の生き物が出てくるものから一攫千金を夢見た... more »
ニアデスハピネス 2月 16, 2015 先日のおはなし。 塞ぎこんだ気持ちをどうにかしようと熱いシャワーをあびて丁寧にお化粧を施し、さあ伊勢丹か銀座に出掛けお買い物をしようと意気込むも、人混みを想像するだけで気が滅入る日曜の午後。 予定を変更し、神保町にお散歩に行くことに。お散歩に。 その結果がこれ。計9冊。指がちぎれた。 中々状態の良いゴルディアスの結び目とタルホ座流星群を見つけた瞬間に何かのスイッチが入り、春物の新作コスメに向かう筈の物欲と諭吉が気付いたら書籍になってた。あるある。 ほしいと思っている物は遅かれ早かれいずれ手にするんだから、 だったらさっさと買ってしまえという謎の自論。 勿論この法則は本だけにあらずあらゆるものに適用される。物欲の権化ちゃん。 ホセ・ドノソの別荘をやっと手に入れたので、いつ読もうかとわくわくしてる。 ある程度まとまった時間を確保して一気に読みたい。 夜のみだらな鳥も、ものすごく読みたいんだけど、古書店にもなかなか無くって悶々としている。 水声社から復刊されるみたいだけどいつになるのかしら。しかし書肆風の薔薇って社名かっこよすぎる。疼く。ずるい。 先日というか、結構前のことだけれど、下書きのまま放置されていたのであげちゃう。折角だし。 この週末は「O嬢の物語」と「リテラリーゴシック・イン・ジャパン: 文学的ゴシック作品選 」を読んだ。 前者は再読、後者はアンソロジーだし好きな作者が多く載っているから再読のものも結構あったけれど。肉体と精神と自由について再考させられた。なんかわりとへこんだ。 ロワッシーには行きたくないけれど、ステファン卿は素敵だけど、まじ犬畜生だし、もれなくわたしはゾンビだし、唐突にニアデスハピネス訪れちゃうし、誰か早く165分割してよって感じ。 (JKぶりにステーシー読んだけど、ニアデスハピネスのネーミングセンスとか そこにシビれる!あこがれるゥ!) more »
無垢の祈り 10月 26, 2016 最近といえば本をろくに読まず(読めず)、渋谷アップリンクにて絶賛公開中、平山夢明原作「無垢の祈り」を公開初日に見てきたり。してました。しかも上映後にはトーク付き。 原作を初めて読んだのはもう何年前か忘れてしまったけど、そのグロテスクなまでの鮮烈さと我々の直ぐ隣にいる不条理に気付かされた衝撃は忘れられない。「独白するユニバーサル横メルカトル」のなかで一番印象に残っている本作が映画化された(される)と知ったのは数年前だったか。それから完成したものの上映できないだとか平山さんでさえこれは流石に…と言っただとかそういう情報だけは入ってくるのに公開はされない。Youtubeにあげられたプロモーション動画を見るしかない。本当に東京で見ることができる日がくるのかしら?とさえ思っていた、のに、見れちゃったよ。渋谷で。とても近い。 映画を見に行く前に原作を読み返す。やっぱり心がひりひりとする。雑多な渋谷の街で人の波をずんずんと掻き分けながら歩く。上映がはじまるまでどことなくずっと緊張していた。あそこはどう表現されるのかな。あそこはちゃんと描写されているのかな。原作の「無垢の祈り」はハッピーエンドだとわたしは捉えているんだけど、他の人はどうなんだろう。 ああ、全て、杞憂だった。映像から、音から、圧が物凄かった。それこそ呼吸すら忘れてしまいそうになるほど。中盤から後半にかけては両手を固く結びずっと何かに祈っていた。早く助けて。早く助けて。早く。お願い。 上映後のトークショーで平山さんが「小説は読者と双方向の関係にあって、読者が文章から情景を想像することができる。でも映像は一方的にイメージを、情報を見ている人に与えるものだから、そのイメージが見ている人の想像を超える可能性があってそれを超えてしまうとまずい(意訳)」と言っていたが、わたしは凄くいい意味で圧倒された。見てよかった。視覚と聴覚から得られる情報がわたしを支配し、わたしの解釈とは異なる方向からの解釈を提示されてもなるほどと素直に受け入れることができた。しかしフミちゃんの義父役を演じたBBゴローは凄まじかったなあ。生理的、本能的な嫌悪感しか感じなかったし、ラストはこの程度じゃ生温いとさえ思った。 人が何かに救いを求めたり祈ることで少なからず心が軽くなることがあるわけで、その対象がなんであれその行為自体に貴賎は... more »
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