食指と触手

ここ最近の休日は引篭りには珍しく予定が詰まりに詰まっていた。
SUMMER SONIC 2015 HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERにて
稲川淳二からのトムヨークをキメるなど。嗚呼クソサイコーだったなあ。
オーバーヒート気味なので暫し息を潜める。本を読みたい。常に読んでいるけれど。
本を買いたい。息をするように気軽に買ってるけど。足りない。もうそれは全然。
大量に積んでいる本を今すぐにでも読みたいのに、うっかり本屋に行きうっかり新たに本を買ってしまう。それも関連本は無限にあるわけで食指は動くし触手は伸びる。
なぜなら本は逃げるから。悲しいことに。


最近は言語に関するSFを読んでいる。今は月世界小説。
でもなんだか無償に飴ちゃん(飴村行)が読みたい。夏だからか。「コウ」と言えばもうすぐ出る町田康の常識の路上も読みたいし、夏なのに百鬼夜行シリーズ読まなくてどうするの感はある。筒井康隆も丸山健二もエーコもスタージョンも読みたい。時間、足りないなあ。
百鬼夜行シリーズを読み返そうキャンペーン、ついに陰摩羅鬼の瑕まできてしまった。
また追いついちゃう。これで何度目かな。鵺ちゃん~~~。


もうどうしようもなく息詰まると奥歯さんに頼るのは昔からの癖で、昨夜少し久しぶりに八本脚の蝶を開いた。前後不覚に陥っていたがいくらか呼吸がしやすくなる。MPが回復していく感じ。パラパラと今の私に必要な部分だけを摘出して、再び大事に本棚に仕舞う。
奥歯さんから随分たくさんの影響を受けたのは自明の理。
わたしはまだまだわたしを紡ぐのだ。わたしという書物はわたしが完成させる。
たとえ最後に壊そうとも。



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